ネットフリックス、売上高と有料会員数が過去最高を記録！低価格プランの成功と『地面師たち』の人気が後押し

ネットフリックス、2024年7〜9月期の決算を発表

ニューヨーク＝小林泰裕】米動画配信大手ネットフリックスは、17日に発表した2024年7〜9月期の決算において、売上高、最終利益、有料会員数が全て過去最高を記録したと報告しました。特に、広告付きの低価格プランが大きく成長しました。

売上高は前年同期比で15％増の98億2500万ドル（約1.5兆円）、最終利益は41％増の23億6400万ドルとなりました。また、9月末時点の有料会員数は前年同期比14％増の2億8272万人に達しました。広告付きの低価格プランの会員数は、4〜6月期から35％増加しました。番組別では、綾野剛さんが出演する「地面師たち」などが特に人気を集めています。

ネットフリックスの有料会員数は、コロナ禍後に一時的に伸び悩んでいましたが、広告付き低価格プランの導入により増加に転じました。ただし、6月末からの増加幅は507万人と、1年半ぶりの低水準にとどまりました。

日本や欧州では価格の値上げが実施されています。日本では、10月から「広告付きスタンダード」が月額税込み790円から890円に、広告が表示されない「スタンダード」は1490円から1590円に値上げされました。